[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1075]

小さな、でも、とても意義深い取り組みについてうかがわせていただきました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“将来は中核事業に成長させていきたい”

そんな意気込みと共に、アサヒグループ食品が
新ブランド、

「バランス献立シリーズ」(介護食)

を9月1日から展開開始しましたね。

売上目標としては、2020年までに現状の約3倍増
となる50億円を目指すとの事。

在宅での低栄養問題が叫ばれる中、

まだまだこのセグメントは成長していく
マーケットであることは間違いありません。

高齢者に直接の接点を持ち、

高齢者のQOL向上に寄り添っている介護事業者
としては、

(自社事業への接続等)様々な意味でこれらの動向を
ウォッチしておいた方がいいかもしれませんね。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■小さな、でも、とても意義深い取り組みについてうかがわせていただきました。
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●先日、東海地区の介護経営者(A社長)と組織活性化をテーマに意見交換をさせていただ
いた折、タイトルの通り、小さな、でも、とても意義深い取り組みについてお話をうかがわ
せていただきました。今日は、その際にうかがったお話を皆様にもご紹介させていただきた
く思います。“年に1回、一人ひとりの入社記念日を祝う”という取り組みについてです。
(ちなみに”小さな”というのはA社長の言葉であり、この取り組みが本当に”小さな”ことか
どうかは皆様の感性にお任せ致します^^)

●A社長曰く、この取り組みは1年前にとある知人経営者と話していて思い付かれたそう
で、以降、この1年間、継続して社長自らが率先垂範されているそうです(社員数も数十
名いらっしゃるので、なかなか簡単なことではないですよね)。ちなみにその中身とは、
「その職員の誕生日に向けて仲間の職員が“ありがとう”“感謝”をテーマにした寄せ書きを
行うと同時に、それに社長が個別のメッセージと“寸志”を添えて、社長自ら直接、当該社
員に手渡しする」というもの。

●「ともすればルーティンワークに埋没してしまい、意識しなければ何となく過ぎて行って
しまう日々の中で、あらためて自らを振り返ったり、周囲の環境に想いを寄せ、感謝したり
する時間をつくることって、絶対に必要だと思うんですよね。まだ1年ちょっとしか継続
していないので、偉そうなことは言えませんが(笑)」そう話すA社長のお顔がとても印象
的でした。

●ちなみにA社長の話をうかがう中、私の心に最も印象に残ったのは“あらためて”とい
う言葉。もちろん日々、“気持ちを新たに”“あらためて”1日1日を迎えていく事がベスト
であるのは当然なのですが、それを継続する事は、頭で思う程簡単な事ではないかもしれま
せん。だからこそ組織として、“気持ちを新たに”あらためることが出来るきっかけを意識的
に仕込んでいく。とても小さなことかもしれませんが意義深くもあり、これらが継続・積み
重なっていくと、外からは見えづらい“模倣不可能な強い組織”が構築されていくのではない
でしょうか。

●さて、この話、皆様の中で何か“感じる”とことはありますでしょうか?もし少しでも心
に引っ掛かりを感じた場合には、一度、時間を取って、“うちの組織・チームでは何が出来
るか”色々と想いを巡らせてみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は午前中に大阪市内での打合せを経た後、
午後から同市内にて

“関西ケアビジネス研究会”

を開催します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。