[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1025]

こういう切り口で思考を深めるのもありかもしれません。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「死亡率の低さ、長野県が全国トップ」

とても面白いデータが発表されていましたね。

本調査は5年に1回、行われているそうですが、

長野県がトップになるのは男性で6回連続、

女性で2回連続だそうです。

地域包括ケアにおいても様々な取り組みが展開
されている長野県ですが、

一度、そのような統計を頭において各種取り組みを
見てみても面白いかも知れませんね。

※平成27年都道府県別年齢調整死亡率の概況

http://www.joint-kaigo.com/article-4/pg925.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■こういう切り口で思考を深めるのもありかもしれません。
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●昨日、「コンセプトを分かりやすく伝える重要性・効果」というタイトルでメルマガを配
信させていただきましたが、その後、同じく関西地区の介護事業者と意見交換させていただ
いた折、「そういえば原田さん、以前、このようなエピソードもご紹介いただきましたよね。
昨日のメルマガを読みながら、その言葉を思い出していました」と、とても驚き&嬉しい言
葉をいただきました(数年も前のメルマガの内容を頭の引き出しに入れておいて下さるなん
て、ホント、感謝感激です)。

●その経営者の(情報と情報をつないで更に思考を深める)聡明さに敬意を表しつつ、かつ、
皆様にもあらためての気付きをご提供出来るかも、との想いのもと、今日は、その時に思い
出して下さった内容を皆様にもご紹介させていただきたく思います。以前、私のセミナーに
ご参加いただいた方からいただいた言葉「原田さん、うちの会社はこれから関西スーパーを
目指します!」についてです。

●その言葉をうかがったのは今から4~5年ほど前のことでしたでしょうか、セミナーが終
わり、私の元に名刺交換をしに来て下さった時の事でした。「??関西スーパーですか??
(私)」「「はい、スーパー界の関西スーパーのような立ち位置を介護の世界で築きます!」
デイ・訪問・住宅型有料を展開されていたA社長は少々興奮気味に、そう繰り返されました。

●関西スーパーとは、大規模スーパーが乱立する中、ガッチリとファンを囲い込んでいる、
いわゆる「地元密着の手堅い」スーパーです。価格的には決して安売りという訳ではありま
せんが、商品品質と顧客への親切な対応、という点で、根強い信頼を得ています。

●関西には他にも地元密着のスーパーがあります。例えば、高級志向の方向けのスーパー
「スーパーイカリ」(東京の紀伊国屋みたいなイメージでしょうか)。「安売り」に徹してい
る激安店「スーパー玉出」なんてお店もあります。そんな中、その経営者は、「(規模ではな
く、自社の存在価値・佇まい(=たたずまい)として)関西スーパーのような立ち位置を確立
する」というイメージがセミナーを聞きながら頭に浮かんできてワクワクした、とおっしゃっ
てくださいました。

●そのコンセプトを聞くだけで、「お客様にどのような印象を持っていただきたいのか」
「そのために、自分たちの振る舞い・佇まいはどうあるべきなのか」がイメージ出来てくる。
そのような状態を実現する、という意味では、「私たちは、介護業界の○○を目指します」
という切り口で表現を検討してみるのも一つの方法かもしれません(これを最終着地としても
いいでしょうし、議論のきっかけとしてでも勿論OKだと思います)

●さて、翻って考えた場合、如何でしょう?上記内容を皆様の会社にあてはめてみた場合、
何か“新たな気付き”が生まれそうでしょうか?^^少しでも心が動いた方は、一度、時間を
取って思考を深めてみても面白いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は大阪にて、

午前中は介護事業者様と打合せ。

午後は、

“介護事業者の経営を支援したい”

という志を同じくする税理士の皆様に向けた
研修会の講師を務めます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。