[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1006]

他業界で始まっている新たな潮流を自社の経営に引きつけて考えてみる。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

“ボランティアやNPOによる住民主体型
訪問介護の参入は約3.9%”

“通所介護は約12.9%”-

厚生労働省が昨年10月段階の調査結果を
発表しましたね。

調査対象は、昨年4月までに移行した514の市町村。

そのうち、訪問介護では3,141カ所の事業所が新方式の
サービスに参入していたが、

このうち住民主体型は上記通り、3.9%どまり。

主に既存の介護事業所が従来より少ない人数で
運営するケースが88.9%を占めたそうです。

まだ始まったばかりなので、この比率を見て高い・
低い、と議論するのはあまり意味を為さないとは
思いますが、

国として今後、どのような施策を通じてこの数値を
引き上げていくのか、

是非とも追いかけていきたいところです。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■他業界で始まっている新たな潮流を自社の経営に引きつけて考えてみる。
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●先日、関西地区の介護経営者と今後の新たなビジネス展開について意見交換をさせてい
ただいた折、他業界の中で最近、顕著になっているな、と感じていたある動きについてご
紹介させていただいたところ、「とても興味深い話をありがとうございます」と、大変丁
寧な感謝の言葉をいただいてしまいました^^今日は、その時の話の触りの部分だけ、皆
様にもご紹介させていただきます。最近、他業界で動きが活発になっている“サブスクリプ
ションモデル”というビジネスモデルについてです。

●“サブスクリプションモデル”とは、提供する商品やサービスの数ではなく、利用期間に
対して対価を支払う方式のことで、音楽ストリーミングサービス等で皆様にも馴染みがあ
るかもしれません。御幣を恐れずに言えば、「定額制」「会員制」とほぼ同義、と捉えて
も差し支えないと思います。

●介護業界で言えば小規模多機能や定期巡回等、“包括報酬”という概念があるので分かり
やすいかと思いますし、それ故、新たな概念、という印象は無いかもしれませんが、私が最
近面白いなぁ、と思うのは、今まで“提供する商品やサービスの数で課金されるモデル”が
当然だったところに、“サブスクリプションモデル”を新たに採用するビジネスが出始めている、
という事実。

●一つ事例をご紹介させていただくとすると、飲食業界。例えば2017年4月22日に東京・自由
が丘にオープンしたカフェ“ALPHA BETA COFFEE CLUB”では、通常の単品提供と共に、“月額
7,500円で珈琲飲み放題”というサービスも併用しているそうです。

●さて、このトピックス、私たちの業界・サービスに引きつけて考えてみた場合、何か皆様
の中で“感じる”ところはありますでしょうか?少々乱暴かも、と思いつつ、今日は、これ
以上の私からのコメントは控えさせていただきますので、ご関心をお持ちの皆様は是非、
個々で深めてみていただければと思います(ちなみに私の頭の中には様々なアイデアの種
がグルグル回っています)。また何か面白いアイデアが皆様の中で湧いてきましたら、是非、
私にも教えて下さいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で札幌へ移動。

今日から始まる新たなプロジェクトのキックオフを
経て、

日帰りで東京に戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。